春の贅沢 山菜
松本市の多田です。
3月終わり頃の暖かすぎる気候から一転して肌寒い日の続く
信州です。そのおかげか桜の花は満開から1週間以上持ちました。
ちょっとガーデンの話題からは外れますが、この時期の信州で
最高に美味しいのは山菜です。
一番最初はフキノトウ。
これは3月から出始めますから今はすでに少し
遅い感じです。フキノトウは天ぷらも美味しいですがなんといっても
フキミソが最高です。
こごみはクサソテツというシダ類の若芽。おひたしがおいしいですね。
それから山菜の王様タラの芽。
少しエグみがありますがそれがクセになります。
タラの木は栽培は簡単でタラの芽目当てでお庭にタラの木を植える方も
時々いらっしゃいますが、なぜかそういったタラの芽は風味があまり
ないんですよね。山で採れたタラの芽の方がはるかに美味しいです。
タラの芽が山菜の王様なら山菜の女王と呼ばれているのがコシアブラ。
私は個人的にこのコシアブラが一番好きです。
数年前までは毎年山に入ってコシアブラを採ってました。
山菜を食べたいという欲求ももちろんですが、
それ以上に山菜採りそのものが宝探しをしているようで
楽しいんです。
山菜というのは基本的に木や草の若芽をいただくという事なので
季節が過ぎてしまうと生長しすぎて食べられなくなります。
ちょうどのタイミングに少しおすそわけをしてもらう。
これがとても贅沢に感じる田舎の春の楽しみなのです。
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