
記憶に残る樹々たち
はじめまして、こんにちは。ガーデナーズ協会の野村と申します。 今月は、関西の大阪より私が担当させて頂きます。 暑い夏を超え、秋も少しずつ深まりを見せながら、季節の移ろいを感じる今日この頃です。 この季節の感じ方は、人それぞれいろいろな感覚をお持ちの事と思います。 その感覚の変化に気付きながら、私たちは次の季節の準備を始めていきます。 外を眺めますと暑い夏を必死に耐えてきた樹木や草花たちも、この季節の移ろいを身体で感じ、 我々人間と同じように次の季節に対応する為の冬の準備、そして来年の準備に入っていきます。 その変化の様は、時折自然の美しさとして季節を彩ってくれています。 丁度、この時期になると街路樹の葉が色づき始めます。 全国各地の様々な場所で、皆様の記憶に残るそんな街路樹があると思います。 ここ大阪でも、秋の季節をきれいに彩る街路として代表的な場所があります。 御堂筋のいちょう並木です。少し紹介させて頂きます。 この街路樹は、昭和12年に御堂筋が完成した際に一緒に植樹されました。 当初は、プラタナスとイチョウの折衷案で範囲を分けて植えられていた